肝油の多い深海のサメが標的に
マイアミ・ヘラルド紙によると、スクアレンの製造会社はすでに年間300万匹のサメを捕獲しています。
特にホオジロザメやジンベエザメなど、大型のサメは1匹で多くの肝油を持つので標的になりやすいです。また、深海に生息するサメも同様の理由でターゲットにされています。
肝油はサメが水中で浮力を維持する助けをし、深海に住むサメほど多くのスクアレンを持つからです。
さらに、サメの繁殖スピードが遅いことも問題になっています。
サメは他の魚類に比べて成長期間が長いため、一度に大量繁殖しません。そのため、急激に捕獲量が増加すれば、サメの数は目に見えて減少してしまうのです。