人間の脳をコンピューターと接続する新たな方法になるかもしれない!
人間の脳とコンピューターを接続する試みはこれまでに何度も行われており、それらは電気信号を用いた方法でした。
例えば、イーロン・マスク氏の「ニューラリンク」をはじめとするいくつかの企業では、針状の電極を人間の脳に埋め込み電気信号を送ろうとしています。
実現まで遠い道のりがありますが、ヘリコプターの操縦方法や外国語の知識などを数分でコンピューターから会得できるかもしれません。
しかし、このアプローチは脳組織の損傷や炎症など重大な健康リスクを抱えています。
これに対して、音波などの振動は人間の組織を損傷することなく移動できます。実際、超音波画像診断は医療に利用されています。
「脳細胞の情報伝達は音波でも行える」という仮定の上に成り立つものですが、これが証明されるなら、「音波で脳とコンピューターを接続する」という新たなアプローチによって、安全な脳への高速データ転送が可能になるかもしれません。
さて、これらの夢のような事柄を実現させるためには、まず、ファラデー波がミミズの神経インパルスと相互作用するという科学的証拠を提出しなければいけません。
マクシモフ氏によると、現段階では証拠を明示できていませんが、その可能性は十分にあるとのこと。
彼の「笑える研究」からは、深くて途方もない可能性が見出されたのです。今後、マクシモフ氏は証拠提出のためにさらなる調査と研究を行なっていく予定です。