日本政府が確保した3種のワクチンの性能は同じではない
日本政府が確保した3種のワクチンの性能は同じではない / Credit:Canva
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【徹底比較】新型コロナワクチン接種、どの会社のワクチンが優れているのか? ファイザー・モデルナ・アストラゼネカの性能を比較! (3/3)

2021.01.27 Wednesday

2020.12.24 Thursday

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経済格差がワクチン格差になる可能性がある

接種したワクチンがヒトの価値を代表するような事態は避けなければならない
接種したワクチンがヒトの価値を代表するような事態は避けなければならない / Credit:Canva

日本が確保しているモデルナ、ファイザー、アストラゼネカの3種類のワクチン

これまでの試験どおりの結果が私たちへの接種に反映されるなら、モデルナのワクチンが最も理想的であり、半歩遅れてファイザー、次いでアストラゼネカとなるでしょう。

ただ日本が確保しているモデルナのワクチンは5000万回ぶん(2500万人ぶん)であり、比率的には5人に1人しか使えません。

一方、ファイザーのワクチンは1億2000万回ぶん(6000万人ぶん)であり2人に1人が使用可能です。

そして確保の状況がかわらなければ、残りのおよそ30%にあたる人々は、アストラゼネカのワクチンを使うことになります。

ワクチンの性能に差がある以上、誰もが最も効果が高いものを望みます。

しかし現実問題として、医学的な優先順位だけでなく、経済的な力の差や情報力の差も存在します。

いつ、だれに、どのワクチンを打つのか、難しい判断を迫られるかもしれませんね。

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