インドガビアル
インドガビアル / Credit:Depositphotos
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Research finds nasal problem plagued long-nosed crocodile relatives https://phys.org/news/2021-12-nasal-problem-plagued-long-nosed-crocodile.html Study: Nasal Problem Plagued Long-Nosed Crocodile Relatives https://www.nyit.edu/box/features/study_nasal_problem_plagued_long_nosed_crocodile_relatives
Septal deviation in the nose of the longest faced crocodylian: A description of nasal anatomy and airflow in the Indian gharial (Gavialis gangeticus) with comments on acoustics https://anatomypubs.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/ar.24831

2021.12.06 Monday

顎と一緒に鼻も長いワニ 実は深刻な鼻詰まりを抱えていた

私たち人間にとって鼻詰まりは非常に不快な悩みの1つです。

そんな鼻詰まりの中でも最悪なのが、鼻の穴を左右に隔てている壁「鼻中隔(びちゅうかく)」が強く曲がっているせいでおきる「鼻中隔湾曲症」という症状です。

アメリカ・ニューヨーク工科大学オステオパシー医学部(NYIT-COM)に所属するジェイソン・バーク氏ら研究チームは、ある種のワニも同様の鼻トラブルに悩まされていることを発見しました。

絶滅危惧種のワニ「インドガビアル(学名:Gavialis gangeticus)」は、その長い鼻の鼻中隔が歪んでいるため、鼻呼吸に苦労していたのです。

研究の詳細は、11月23日付の科学誌『Anatomical Record』に掲載されました。

鼻の長いワニと鼻中隔湾曲症

インドガビアルは、地球上で最も希少なワニの一種であり、大きな目と細長い顎が特徴です。

このワニの鼻は長い顎と一緒に前方に大きく突き出ているため、必然的に鼻の穴も細長くなっています。

このため、一見私たち人間とは何の類似点もないように思えるワニが、人間に起きるある鼻のトラブルを起こしたとき、重大な問題となるのです。

それが「鼻中隔湾曲症(びちゅうかくわんきょくしょう)」という症状です。

鼻中隔湾曲症
鼻中隔湾曲症 / Credit:Depositphotos

これは鼻中隔が強く曲がっているせいで鼻呼吸しづらくなる、という症状です。

とはいえ、どんな人でもある程度は鼻中隔が曲がっているものです。

実際、アメリカの学術医療センター「クリーブランド・クリニック」によると、「最大で80%の人が鼻中隔湾曲症を患っている」とのこと。

しかし中には、鼻中隔が非常に強く湾曲しているケースもあり、症状を改善するには手術が必要になります。

私たちが慢性的な鼻づまりに悩まされる場合、もしかしたら原因は鼻中隔の歪みにあるかもしれません。

では、ワニが同様の悩みを抱えていると、どうして分かったのでしょうか?

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