カジキを穴だらけにした犯人は?
ウォーカー氏によると、穴だらけのメカジキはオーストラリア北東部に広がる「珊瑚海(Coral Sea)」で漁をしていた最中に引き揚げられたという。
珊瑚海は北をソロモン諸島、南をタスマン海、東をニューカレドニア、西をグレートバリアリーフを含む豪クイーンズランド州に囲まれた海域です。
![珊瑚海(Coral Sea)](https://nazology.net/wp-content/uploads/2023/07/1920px-Coral_Sea_map-600x600.jpg)
当のメカジキは漁師たちが船に引き揚げた際はまだ息をしていましたが、傷口から血が止まらず、すぐに絶命しました。
ウォーカー氏は「傷がかなり新鮮なので、メカジキは釣り上げられる数分前に攻撃されたのだろう」と述べています。
氏は以前から同じような傷を持った魚をたびたび見かけていましたが、これほど多くの傷痕を負った魚は初めてだという。
![蜂の巣状態になったメカジキが釣り上げられる!](https://nazology.net/wp-content/uploads/2023/07/af75eb2c8d7f5eb391898e8948ef2e3b-900x506.jpg)
しかし専門家の目から見るとメカジキに傷痕を負わせた犯人の正体は明白だといいます。
その犯人の名前は「ダルマザメ(学名:Isistius brasiliensis)」です。