ニコチン入りの電子タバコで勃起不全になるリスクが2倍に
ニコチン入りの電子タバコで勃起不全になるリスクが2倍に / Credit:Depositphotos
health
Men who vape have a higher risk of erectile dysfunction compared to non-vapers, study finds https://www.insider.com/men-who-vape-higher-risk-erectile-dysfunction-than-non-vapers-2021-11
Association of E-Cigarettes With Erectile Dysfunction: The Population Assessment of Tobacco and Health Study https://www.ajpmonline.org/article/S0749-3797(21)00429-3/fulltext#%20

2021.12.11 Saturday

電子タバコで勃起不全になるリスクが2倍高くなる

「電子タバコは一般的なタバコ(紙巻きタバコ)に比べて害が少ない」と考える人がいます。

しかし、アメリカや他の国で販売されている「ニコチンを含む電子タバコ」の危険性を軽視してはいけません。

最近、アメリカ・ニューヨーク大学(NYU)グロスマン医学部に所属するオマール・エル・シャウィー氏ら研究チームが、電子タバコと性機能の関係を初めて調査しました。

その結果、ニコチンを含む電子タバコを吸うと、勃起不全(ED)になるリスクが2倍以上も高くなると判明したのです。

研究の詳細は、11月30日付の医学専門誌『American Journal of Preventive Medicine』に掲載されました。

電子タバコは害がない?

ニコチン入りの電子タバコはにも害はないのか
ニコチン入りの電子タバコはにも害はないのか / Credit:Depositphotos

電子タバコとは、専用カートリッジ内の液体(リキッド)を電気加熱して、発生する蒸気を楽しむ製品です。

現在のところ、日本国内ではニコチンが含まれるリキッドの販売は承認されておらず、「電子タバコといえばノンニコチン」という考えが主流です。

そのため「電子タバコには害がない」という、ざっくりとした考えをもつ人が多いようです。

とはいえ、ニコチン入りのリキッドは海外で使用したり、個人輸入したりできます。

また電子タバコと混同されやすい加熱式タバコ(タバコ葉を電気で加熱するもの)には、紙巻きタバコと同様の成分が含まれています。

さらにアメリカを含むいくつかの国では、ニコチン入りの電子タバコが普及しており、紙巻きタバコの代替品として利用されることも多いようです。

そのため世界的にも、ニコチン入り電子タバコのリスクを明確にすることが課題だと言えます。

こうした背景にあって研究チームは、ニコチン入り電子タバコが悪影響を及ぼす1つの分野を調査することにしました。

電子タバコと性機能の関係に初めて踏み込んだのです。

次ページ電子タバコを日常的に吸う男性は、勃起不全になるリスクが2倍高くなる

<

1

2

>

健康のニュースhealth news

もっと見る

役立つ科学情報

注目の科学ニュースpick up !!