流星群のイメージ
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22日夜明けはオリオン座流星群が好条件! 観測情報を紹介

2022.10.21 Friday

午前0時を過ぎると東の空に冬の星座が昇ってきています。

なかでもぱっと目につくのが、オリオン座。明るい星が多く特徴的な形から、特に星座に詳しくなくても空を見ればわかるポピュラーな星座です。

そのオリオン座に放射点を持つオリオン座流星群が今年は好条件なので、観測情報を紹介します!

ASTROGUIDE 星空年鑑2022 https://www.amazon.co.jp/dp/4048997092/ref=nosim?tag=astroarts-22 日の出・日の入りマップ https://hinode.pics/state/code/13 国立天文台 ほしぞら情報 https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2022/10.html 国立天文台 アストロ・トピックス No.512 https://www.nao.ac.jp/nao_topics/data/000512.html

「オリオン座流星群」の観測情報

オリオン座流星群
オリオン座流星群 / Credit: EarthSky Community Photos / Randy Fullerton

まずは、観測に必須の情報や、気をつけたいことについてです。

いつどこで見える?

今年は10月22日の午前3時頃に極大を迎えると予想されているので、そこから明け方までが狙い目です。明け方に近づくほど放射点が高くなり、流星の数は増えていきます。

なお、22日の日の出時刻は05時54分(東京都)。たいぶ日が昇る時刻が遅くなりましたね。

10月22日午前3時頃の南の空
10月22日午前3時頃の南の空 / Credit: Ofugutan / オリオン座流星群の放射点(国立天文台の星図をもとに編集)

こちらは10月22日午前3時頃の南の空。オリオン座はほぼ真南に高く昇り、とても観測しやすい位置にあります。

流星が出現する放射点の位置は、オリオンの肩にあたる赤い星、ベテルギウスの左上あたり。

近くにある火星も目印になります。2年2カ月ごとに地球に接近する火星は12月1日に地球へ最接近するので、今はかなり近くなり、明るく輝いています。

ただ、放射点だけを見る必要はなく、放射点を意識しつつ空の広い範囲を見るようにしましょう。

月明かりは影響なし

流星観測の際にもっとも気になるのが月明かりですが、22日は新月になる2日前。細い下弦の三日月なので、邪魔になりません。

流星群が極大の時刻は東の低い空に出ていますが、観測への影響はほとんどないと思われます。

どれくらいの流星の数が期待できる?

1時間に見える数は5個程度と予想されています。オリオン座流星群は明るい流星が多いのが特徴なので、冬の明るい星の中でも目立つことを期待しましょう。

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