顔のパレイドリア現象で見える顔は男性の顔に見えやすい
実験の結果、顔のパレイドリアの現象は、年齢を問わず、幼少期の子どもから高齢者まで見られることが確認されました。
![顔のパレイドリア現象が報告された割合と年齢別の高反応・低反応だった画像](https://nazology.net/wp-content/uploads/2023/07/718ab7eb1f5e8bd8786df99d8edef52c-900x386.jpg)
しかし、上記の画像に示されるように年齢によってどのような無生物が顔に見えるかには違いがありました。
そして顔のパレイドリア現象で見える顔は、女性よりも男性の顔のように見えることも報告されています。
![顔のパレイドリア現象で女性と男性の顔に見える割合。図の横軸の数値が「-1」だと女性の顔に,「1」だと男性の顔に見えたことを表しています。](https://nazology.net/wp-content/uploads/2023/07/aae967f5d430c49d89c74f1c36b506d6-900x487.png)
上のグラフを見ると性別の評価について男性と判断した画像の数が年齢を問わず多く集まっているのが分かると思います。(グラフの右側ほど男性に見えるという評価を示す)
見える顔が男性に見える確率は女性に見える確率の2倍以上になりました。
具体的に「顔のパレイドリア現象」で女性と男性の顔に見える画像は以下のようなものでした。
![顔のパレイドリア現象で女性と男性の顔に見える画像](https://nazology.net/wp-content/uploads/2023/07/9e11c96a08dbe4652231b38da2d632d3-900x331.jpg)
しかし、なぜ物を顔として認識した際、多くの人がそれを男性であると感じてしまうのでしょうか?