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フランスの高校生が聖書とコーランの一部をDNA情報に変換して体内に注入、世界中の研究者から総ツッコミを受ける (2/4)

2021.07.16 Friday

2018.12.26 Wednesday

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聖典の遺伝子注入は「平和の印」

ロカテッリさんが注射したテキストを見ることができたとしても、それは見たままの「文章」ではありません。

DNAは単なる情報を保存できる長い分子に過ぎず、主に生き物が生きるために必要とする情報が保存されています。ただし、書きとどめておける情報なら何でも蓄えておくことができます。

しかし、ロカテッリさんがテキストをDNAの形に翻訳した方法は直接的で、言い方は悪いですがいくぶん乱暴なものでした。

DNA情報は、4種類の塩基が連なることで記述されています。科学者はその種類によって、A、G、T、Cという一文字で表していますが、ロカテッリさんはその各文字に、ヘブライとアラブのアルファベットを当てはめました。

Credit: iflscience / 彼が注入した聖書のテキストの一部

例えば、ヘブライのアルファベットのアレフ、ヴァヴ、ユッド、ヌン、ツァディ、タヴは、Gで表されるといった形です。

「わたしはこの実験を、宗教と科学の間における平和の印としておこないました。宗教を信じる人たちが宗教的な文章を自分に注射することは、意義があることだと思っています」

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