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自分の後頭部が見える!?ブラックホールにまつわる3つのトリビア (2/3)

2021.01.27 Wednesday

2019.04.29 Monday

前ページ1. 光が吸収されない神スポットでは後頭部が自分で見えちゃう

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2. 物体がブラックホールに飛び込む様子は永遠に「見えない」

ブラックホールの外縁は「事象の地平線」と呼ばれ、その先がどうなっているかは外からはまったく分からない。

事象の地平線を少しでも越えた物体は、二度と戻ってくることができない。重力があまりにも強すぎて、それから逃げることができないからだ。

Credit: NASA Goddard/Youtube

人や物がブラックホールに近づくところを、外から観察したとしよう。事象の地平線に近づくほど、その人や物の進む速度は遅くなるように見えるはずだ。また、巨大な拡大鏡に映したように、引き伸ばされ、歪んで映るはずだ。

やがて事象の地平線に到達した物体は、観察者の目には静止したように見える。まるで停止ボタンを押したかのように、物体はまったく動かず、事象の地平線の表面にピッタリと貼り付いたかのようだ。

観察者の目には、あたかも物体が事象の地平線を越えていないかのように映る。時間が経つにつれて、光の波長はますますずれて、物体はブラックホールの暗闇に到達する前に灰のように見えなくなる。

次ページ3. ブラックホールに吸い込まれた人は「スパゲッティ」になってしまう

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