- 7月1日、東海道新幹線「N700S」がデビュー
- 高速鉄道において世界初のバッテリー自走システムを搭載
- 地震などの停電時にも自走可能であり、安全な場所へ速やかに移動できる
日本の東海道新幹線「N700S」が7月1日に営業運転を開始しました。
2007年に登場したN700系以来、13年ぶりのフルモデルチェンジ車両として、日本国内で話題となりましたが、実は、海外でも大きな反響があったようです。
なぜならN700Sは高速鉄道では世界初の「被災時の自力走行」が可能であり、「地震時でも走れる新幹線」として世界から高く評価されているのです。
新型新幹線「N700S」のデビュー
日本の東海道新幹線「N700S」は13年ぶりのフルモデルチェンジ新幹線であり、さまざまな高度技術が詰め込まれた期待の車両と言えます。
最高の新幹線を追い求め製作されたため、「Supreme:最高の」の頭文字である「S」がその名に用いられることになったようです。
さて、N700Sは7月1日にデビューしましたが、これは本来開催される予定だった東京オリンピック2020に間に合わせるための日付でした。
そして偶然にもN700Sが走る路線(東海道新幹線)は、1964年東京オリンピック中に開通したものであり、日本を訪れる海外の人々にとっても思い入れのある路線だったのです。
もちろん、新型新幹線への反響はオリンピックへの思い入れだけによるものではありません。
安全性、安定性、快適性、環境性能すべてを最高レベルに追求している姿勢が評価されているのです。
例えば、N700Sには車両の振動や温度、空気ばねの圧力を常時監視するシステムが採用されており、故障の予兆段階での調査・修理が可能になっています。そのため、故障による事故を未然に防げるとのことです。
また、防犯カメラの増設、およびカメラ映像の自動転送ネットワーク化によって犯罪等のトラブルに迅速に対応できるようになっています。