エネルギー効率が高い「羽ばたくドローン」
新しいドローンはポリウレタンフィルムとカーボンファイバーで作られたX字型の翼、モーター、バッテリー、発泡スチロール製の後方フィンから成り立っています。
加えて、胴体長20センチのドローンの重量はわずか26グラムであり、小麦粉大さじ2杯ほどの重さしかありません。
チン氏によると、「ドローンがホバリングし素早く曲がるためには、余剰推力が必要になります。そして、新しいドローンは重量の約40%の余剰推力を持っているため、それが可能なのです」とのこと。
余剰推力(水平飛行に必要な推力以上の力)は、エネルギー効率を最大化することでより得られます。
この点、新しいドローンは超軽量であり、ナイロン製の蝶番(ちょうつがい)のある翼は揺れを最小限に抑え、羽ばたき中の失われた運動エネルギーを回復するのに役立ちます。
また、秒速8メートルの速度で飛行でき、1回の充電につき8分間飛び続けることも可能。
新ドローンの高いエネルギー効率が、これまでにない広範な動きを可能にしているのですね。