エイリアンみたいな足を持つ鳥がカワイイ

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アフリカ・レンカク/Credit: twitterより

地球上には不思議な生物がたくさんいますが、「アフリカ・レンカク(African jacana)」もそのひとつです。

アフリカ・レンカクは、チドリ目レンカク科の鳥類で、サハラ以南のアフリカ熱帯域に生息します。

最大の特徴は、何と言っても枯れ枝のように細長い足。画像中のレンカクは、お腹から無数に足が生えており、まるでエイリアンのように見えます。

しかし、この足の正体は、親の懐に潜り込んだ子どものものなのです。

なぜこんな状態になっているのでしょうか。

レンカクの足は水に沈まない

レンカクは、世界各地の熱帯域に分布し、いずれも淡水の湖や川に住んでいます。

全長は16〜55センチで、オスよりメスの方が大柄です。

足の指先が長いのが特徴で、水面に浮いた水草の上を歩いて移動します。ヒナですら、体に不釣り合いなほど大きな足をしています。

Credit: en.wikipedia

走ったり、飛んだりするには不都合ですが、水草の上を歩くにはこれほど最適な足はありません。細く広がった指先のおかげで、下向きの体重が分散され、水に沈まないようになっているのです。

こうしてレンカクは、水草にくっついている虫などを食べ歩きします。

Credit: youtube

レンカクはすべて父子家庭

レンカクにとって最大の天敵は、水中に潜むワニです。

ワニは、レンカクに気づかれないよう背後からそっと近づき、一気にパクリと平らげてしまいます。

危険察知が十分にできないヒナでは、まったく太刀打ちできません。

Credit: youtube

そこで頼れるのが、ヒナの父親です。

レンカクの世界は父親が子育てを担当し、母親は子どもが生まれると家族のもとを去ってしまいます。

なので、レンカクの一家は、基本的にすべて父子家庭です。

アフリカ・レンカクの父親/Credit: en.wikipedia

父親は、水草の上を歩き回るヒナの近くにいて、天敵に襲われないよう常にパトロールしています。

危険を察知したら、特定の鳴き声を発して子どもたちを呼び戻し、自分の懐に潜り込ませます。

Credit: youtube

こうしてヒナを安全な場所に運ぶのですが、このときにお腹に隠れ切れないヒナの足が飛び出て、エイリアンのように見えてしまっていたのです。

ですから、この奇妙な格好は、父から子への愛情が生み出したものと言えるでしょう。

羽に毒を持つ鳥は、好物の虫から「最強の毒」を吸収していた!

reference: youtube / written by くらのすけ
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