「空飛ぶクルマ」の有人飛行に日本SkyDriveが成功。これって本当にクルマなの!?

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Credit:SkyDrive
reference: techxplore

「クルマが空を走り回る未来」は、単なる夢や空想ではないかもしれません。

8月28日、日本のベンチャー企業SkyDriveは「空飛ぶクルマ」である有人飛行試験機SD-03の公開テスト飛行を行ない、4分間の浮遊に成功したのです。

AP通信によると、「世界に100以上ある空飛ぶクルマプロジェクトのうち、有人飛行が成功したのは、ほんの一握り」とのこと。

今回の飛行試験は海外でも大変注目されており、様々な意見が飛び交っているようです。

空飛ぶクルマ「SD-03」

Credit:SkyDrive

今回テスト飛行が行われた「SD-03」は電動垂直離着陸機(英: electric Vertical Take-Off and Landing)に分類されるものであり、eVTOLと略称します。

eVTOLとはその名の通り、電気で動き、地面から垂直に離着陸可能な機体を指します。滑走路が不要なため、様々な環境でも活用可能であり、都市交通・輸送手段として注目されているのです。

さらに「SD-03」の外見から分かるように、ドローンと電気自動車の技術を融合させたものとなっており、着想は「電気自動車が小型ドローンのように空を飛ぶ」ところから来ているのです。つまり「空飛ぶクルマ」ですね。

さて空飛ぶクルマ「SD-03」は、幅4m・長さ4m・高さ2mと駐車場2台分に収まるよう比較的コンパクトに設計されています。

機体の四隅にはそれぞれ2つの電動ローターが付いており、計8つが回転することで飛行。複数のローターを採用することで仮に1つが故障しても継続して飛行できるようになっているのです。

飛行テスト成功と今後の課題

今回実施された飛行試験は「地上から約1~2mほどの高さを4分ほど浮遊する」というものでしたが、実際には5分~10分の飛行が可能とのこと。

またテストではパイロットが操縦していたものの、姿勢安定制御がオートで働いており、比較的安定して浮遊していました。

空飛ぶクルマ「SD-03」の試験テストは成功しましたが、今後の課題はたくさんあります。実際に事業として活用するには、むき出しのローターの安全性や騒音問題をクリアしなければなりません。

また10分程度の飛行では実用困難なので、バッテリー容量と重量の大幅な改善が必要でしょう。

それでも「SD-03」は、2023年度に人員輸送サービスを開始する予定です。サービス開始がすぐそこまで迫っていますが、更なる改良と幅広い環境下でのテストが実施されるのでしょう。

ちなみに、海外のredditではその飛行性能や洗練されたデザインに注目するとともに、「タイヤすらなくなっているけど、果たしてこれはクルマなのか?ヘリコプターじゃなくて?」とツッコまれているようです。確かにそうかもしれませんね…。

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