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Credit: Stefan Sauer / Tollense Valley Project
history archeology

お腹を壊さずに牛乳を飲める能力「乳糖耐性」は、紀元前1200年のヨーロッパから急速に広まった (4/4)

2021.01.27 Wednesday

2020.09.13 Sunday

前ページ中世ヨーロッパでは60%まで激増

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人類はなぜ乳糖耐性を取り戻した?

それでも、人類がなぜ乳児期の後に、再び乳糖耐性を取り戻したのかは分かりません。

可能性のひとつとして、同チームのヨアヒム・バーガー氏は「牛乳は、かつてのヨーロッパにおいて、高エネルギーで比較的汚染されていない飲み物でした。そのため、食糧不足や飲み水の供給源が汚染されていたときに、人々が生き延びる重要な飲み物となったのかもしれません」と主張しています。

いずれにせよ、乳糖耐性を取り戻したおかげで、料理の幅が大きく広がったことも確かでしょう。

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