ヒドラはサンゴやクラゲの仲間。脳が無いヒドラも眠ることが判明した。神経の睡眠システムは脳が誕生するより前から存在していたと考えられる
ヒドラはサンゴやクラゲの仲間。脳が無いヒドラも眠ることが判明した。神経の睡眠システムは脳が誕生するより前から存在していたと考えられる / Credit:Science Advances
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“脳が無い動物でも眠る”と判明! 睡眠の起源はどこにあるのか? (3/4)

2021.01.28 Thursday

2020.10.16 Friday

九州大学 https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/researches/view/504

今度は逆にヒドラにとっての「睡眠薬」を脳のある動物に試してみる

ヒドラに存在するPRKG1という遺伝子を制御すると哺乳類や昆虫の睡眠時間が延長される
ヒドラに存在するPRKG1という遺伝子を制御すると哺乳類や昆虫の睡眠時間が延長される / Credit:Science Advances

ヒドラが睡眠不足に陥るときに働く遺伝子の中には、これまで知られていない未知のものが含まれていました。

そこで研究者たちは、ヒドラにとっての睡眠にかかわると遺伝子を、今度は逆にがある動物(ハエ)で制御してみることを思いつきます。

もし脳が無い動物と脳がある動物の睡眠が進化的に同質であるならば、脳が無いヒドラで発見された睡眠の仕組みを逆輸入することで、脳がある生物の睡眠を制御できるはずだからです。

実験を行った結果、予測は当たりました。

ヒドラで睡眠にかかわることが発見された遺伝子を制御すると、ハエでも同じように睡眠時間の延長や短縮が起こることが判明したのです。

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