砂漠の昼と夜の気温差が大きい理由は?
砂漠の昼と夜の気温差が大きい理由は? / Credit: canva
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砂漠の「昼夜の気温差」が激しいのはなぜ? 動植物の涙ぐましい生きる工夫

reference: 『世界がわかる地理学入門ー気孔・地形・動植物と人間生活』(水野一晴著、筑摩書房、2018)
2020.11.27 Friday

砂漠は日中の気温が40℃をこえるのに、夜間は毛布がいるほど冷え込みます。

私たちが暮らす日本では考えられません。

なぜ砂漠の気温差はこれほど激しいのでしょうか?

また、過酷な砂漠にいる生き物たちはどんな工夫をして暮らしているのでしょう?

砂漠の気温差は「フライパンの原理」と同じ?

昼と夜の気温差が激しい理由は、砂漠の環境にあります。

砂漠は一面砂に覆われており、水分がほとんど含まれていません。いわば「固体」の状態にあります。

固体は熱しやすくて冷めやすく、少し専門的に言うと、「比熱(=物質1グラムの温度を1℃上げるために必要な熱量)」がとても小さいです。

反対に、液体は熱しにくくて冷めにくいので、比熱が大きいということになります。

お鍋の水は沸騰するのに時間がかかりますが、すぐには冷えません。しかし、フライパンはすぐ熱くなって、火を止めるとまたすぐ冷めますよね。

砂漠が激しい気温差をもつ原理はこれと同じです。

砂漠は熱しやすくて冷めやすい
砂漠は熱しやすくて冷めやすい / Credit: jp.depositphotos

例えば、地面や空気中に水分があれば、昼間に太陽熱をゆっくり吸収しておき、夜間にその熱を放出するため、気温差は小さくなります。

ところが、砂漠のように水分がないと、太陽熱は吸収されずにそのまま空気中に放射されるので熱くなり、逆に夜間は、放出する熱がないのでキンキンに冷え込むのです。

なので、砂漠はフライパンの上にいるようなものなんですね。

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