都市にはハトがたくさん生息している
都市にはハトがたくさん生息している / Credit:Depositphotos
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なぜ都市にはハトがたくさんいるのか?

2021.01.27 Wednesday

2020.12.12 Saturday

ニューヨーク、ロンドン、ムンバイ、メルボルン、東京。これらの共通点は何でしょうか?

それはいずれも大都市であるということ。さらにハトがたくさん生息しているということです。

しかも、大都市ニューヨークには「ニューヨーカーごとに1羽のハトがいる」との格言があるほど、その数は膨大なのです。

基本的に動物や鳥は自然豊かな場所に好んで生息します。

ではなぜハトだけが都市部にたくさん生息しているのでしょうか?

ハトが都市に集まっている理由を解説します!

scienceabc https://www.scienceabc.com/nature/animals/why-do-cities-have-so-many-pigeons.html

ハトの起源は?

もともとハトは海辺の崖に生息していました。しかし人間が農業と畜産の技術を学ぶにつれて、ハトは「食料」または「ペット」として飼育されるようになったのです。

昔、人間はハトを好んで近くに置いた
昔、人間はハトを好んで近くに置いた / Credit:Depositphotos

実際、ハト小屋と呼ばれるハト専用の家が建てられるようになり、ヨーロッパやアジアでは今でも見られます。

昔、人はハトを好んで近くに置いており、巨大なハト小屋を建てることは名誉なことでした

16世紀にはヨーロッパ人が北アメリカに移住する際にハトも連れていき、そのいくつかはアメリカの都市で爆発的に増加しました。

では、なぜハトは都市で増加したのでしょうか? 実は都市の特徴がハトの生活と絶妙にマッチしていたのです。

次ページ都市では食料と住処が簡単に手に入る。余った時間は交尾に費やすハトたち

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