1年間ですくすく成長、ヤモリを食べるまでに
ジェイクさんは、オーストラリア北東部クイーンズランド州のケアンズに、奥さんと息子のジャックくん、娘のベラちゃんと4人で暮らしています。
ジェイクさんは「私たち家族はこれまでも家にクモが出ると、退治せずにそのまま住まわせていました。
有害な殺虫剤を使わなくてもゴキブリを食べてくれるからです」と話します。
しかし、これほど巨大なクモなら、まだゴキブリの方がマシではないでしょうか…。
一家と同居する巨大グモは、アシダカグモ科の一種で、性別はメス、愛着がわくように「シャーロット」という名前をつけているそうです。
ジェイクさんは「最初にシャーロットを見つけたのは昨年の11月頃で、その時から普通のアシダカグモより大きかったです。
次に見かけた時は、さらに大きくなっており、しかもヤモリを食べているところでした。
1年かけてその成長を見守ってきましたが、まだもう少し大きくなるでしょう」と話しています。
アシダカグモは日本でも見られますが、これほど大きくなることはありません。
ゴキブリが大好物なため、アシダカグモを見かければ、ほぼ100%の確率でゴキブリがいると言われます。
しかし、見た目の恐さとは裏腹に臆病で、人に対してまったくの無害です。
人に出くわすと噛み付くより常に逃げることを優先し、その上、殺虫剤の代わりに自宅の害虫を駆除してくれます。
かと言って、アシダカグモと一緒に暮らすのは気がひけるでしょう。
オーストラリアには、シャーロットサイズのクモがゴロゴロいます。
日本のアシダカグモはゴキブリを退治するので精一杯ですが、オーストラリアではネズミや小さなオポッサムまで捕食することもあるそうです。
こちらがその証拠写真。
Horrifying Photo Shows A Huntsman Spider Eating A Whole Possumhttps://t.co/z1iuiATDpN pic.twitter.com/Y7NvA528Xv
— IFLScience (@IFLScience) June 19, 2019
オーストラリアは、クモ以外の動物や虫も普通よりずっと大きいです。
生き物が苦手だと、オーストラリアには絶対に住めませんね。