情報を収集して特定の人物に成り代わるチャットボット
現代では、人間と機械が対話すること自体珍しいことではありません。特に近年のAI技術の向上はめざましく、多少の不自然さは残るものの、さまざまな話題で会話できます。
実際に、SNSではチャットボット相手に文章で対話できますし、iPhoneに搭載している「Siri」と会話することも当たり前になっているのではないでしょうか?

今回Microsoftが特許取得し開示した情報によると、新しいチャットボットは、ソーシャルメディアの投稿、画像、音声データ、電子メッセージ、文書データ、およびその他の個人データ(個人また他者から提供される)から情報を収集します。
これにより、チャットボットは特定の人物に合った性格を自動形成し、リアルな声で会話できるようになるとのこと。
つまりユーザーが「特定の人物」を指定することで、その人に似た別の存在が手に入るのです。
チャットボットには「生活上の重要な出来事を質問」したり、「相手との愛を確かめるために電話」したりできます。
ユーザーが具体的な情報源のない質問をした場合、AIは機械学習プロセスを利用して、論理的でありそうな回答を構築できるとのこと。
その際、「心理学的データ」などの利用が回答構築に役立つようです。