アイコンタクトが得意な犬がいる
アイコンタクトが得意な犬がいる / Credit:Depositphotos
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アイコンタクトする犬としない犬の違いって…

2021.05.04 Tuesday

Shorter headed dogs, visually cooperative breeds, younger and playful dogs form eye contact faster https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-04/elu-shd042821.php
Shorter headed dogs, visually cooperative breeds, younger and playful dogs form eye contact faster with an unfamiliar human https://www.nature.com/articles/s41598-021-88702-w

アイコンタクトによるコミュニケーションは人間同士だけでなく、人間と犬でも成立します。

実際、飼い主と犬がアイコンタクトをとると両者の愛情ホルモン「オキシトシン」のレベルが上昇し、絆を深めるのに役立つと言われています。

ハンガリーのエトヴェシュ・ロラーンド大学動物行動学部に所属するゾフィア・ボグナール氏ら研究チームは、アイコンタクトをとりやすい犬とそうでない犬の違いを明らかにしました。

研究によると、マズル(目から鼻)の長さや品種、年齢などが素早いアイコンタクトと関係しているとのこと。

研究の詳細は、4月29日付けの科学誌『Scientific Reports』に掲載されました。

短頭種はアイコンタクトをとりやすい

研究チームは、アイコンタクトの頻度や素早さに関係する要素を見つけるために、130頭の飼いでテストしました。

テストでは、犬が人とアイコンタクトをとるまでの時間を測定。また5分間でアイコンタクトをとった回数も数えました。

アイコンタクトは視覚によるコミュニケーションなので、犬の視覚に関係するいくつかの要素が調査項目として挙げられました。

マズルの長さによってアイコンタクトをとる早さが異なる
マズルの長さによってアイコンタクトをとる早さが異なる / Credit:Zsófia Bognár, Scientific Reports(2021)

最初の項目は、マズルの長さです。

犬は鼻や口、アゴが前方に突き出しており、犬種によってその長さが異なります。

テストの結果、犬のマズルが短いほど、人とのアイコンタクトが素早くなると判明。

ボグナー氏によると、「ブルドッグやパグなどの短頭種は、網膜の中心領域の発達が顕著なため、その刺激にうまく反応でき、アイコンタクトをとりやすいかもしれない」とのこと。

一方、「グレイハウンドのようなマズルの長い犬は、視覚情報を処理する神経細胞が網膜に均等に分布しているため、広いパノラマ映像を見ることができる。ただし結果的には、視野の中心部以外に気をとられやすくなるのかもしれない」と付け加えています。

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