サイコパスは自然とのつながりが希薄
サイコパスは自然とのつながりが希薄 / Credit:Depositphotos
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サイコパスは都市生活を好む傾向があり自然とのつながりが希薄

2021.05.07 Friday

Psychopathic tendencies linked to reduced connectedness to nature and a preference for city-living https://www.psypost.org/2021/05/psychopathic-tendencies-linked-to-reduced-connectedness-to-nature-and-a-preference-for-city-living-60675
Examining the connection between nature connectedness and dark personality https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0272494420306642

精神病質(英訳:psychopathy)とは精神障害の一種であり、良心の欠如やエゴイズムといった特徴をもっています。

特に現代では「サイコパス」という名称で多くの人に知られています。

最近、イギリス・ダービー大学に所属する心理学者ディーン・ファイド氏ら研究チームは、自然とのつながりが希薄で都市生活を好む人は、サイコパスレベルが高い傾向にあると発表しました。

研究の詳細は、2020年12月の学術誌『Journal of Environmental Psychology』に掲載されました。

自然と暗い人格特性の関連を調査

自然と接するなら精神的な良い影響が得られる
自然と接するなら精神的な良い影響が得られる / Credit:Depositphotos

これまでの研究により、人は自然と接することで「精神的に良い影響が得られる」と判明しています。

ファイド氏も次のように述べています。

「自然とのつながりが強い人は健康である場合が多く、自分自身や自分の体のことをよく認識できています」

「また他者への共感度が高く、ストレスや不安、抑うつ症状などが少ないと分かっています」

では、サイコパスを含む「本質的に暗い人格特性」をもつ人は、いわば性格を明るくする「自然」とどんな関係にあるのでしょうか?

この点を調べるため、研究チームはクラウドソーシングサイトを利用してイギリスの成人304人に対する調査を実施

参加者は「都市、郊外、田舎」の3つの選択肢から、どこに住むのが好きか答えました。

また、自然とのつながりや、暗い人格特性のレベルが評価されました。

加えて、1回目の調査結果を確かめるためにイギリスの235人を対象にした2つ目の調査も実施したとのこと。

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