第3の親指を追加してピアノ演奏する
![第3の親指を装着してピアノ演奏する](https://nazology.net/wp-content/uploads/2021/11/newseventsimage_1637585730727_mainnews2012_x1.jpg)
ロボット技術の発展により、装着・操作できるさまざまなロボットアームが誕生しています。
研究チームは、これまでに「追加されたロボットの腕や足」を操作することについて研究してきました。
現在チームが着目しているのは、人間に新たなロボット指を1本追加したとき、どんな影響があるかということです。
今回の実験では、経験豊富なピアノ奏者6人と楽器に不慣れな6人が参加。
参加者たちは右手小指の隣に第3のロボット親指を装着し、すべての指を使ったピアノ演奏にチャレンジしました。
![右足でロボット親指を操作](https://nazology.net/wp-content/uploads/2021/11/FireShot-Capture-234-Figure-1-Scientific-Reports-www.nature.com_.png)
このロボット親指は、右足の靴に装着したセンサーによって動かせます。
右足を上下左右に動かすことで、ロボット親指の位置を変えたり鍵盤を叩いたりできるのです。
では人間の脳には、11本の指すべてを使って演奏する力があるのでしょうか?
またこれまでの演奏経験は、第3の親指の操作にどれほど影響を与えるのでしょうか?