腸内細菌がマウス脳細胞の構造を変化させ不安を起こしていたと判明!
腸内細菌がマウス脳細胞の構造を変化させ不安を起こしていたと判明! / Credit:Canva . ナゾロジー編集部
brain

腸内細菌がマウス脳細胞を変形させ「不安」を引き起こしていた! (2/3)

2022.02.16 Wednesday

前ページ腸内細菌がマウスの脳を変化させ「不安」にさせる!

<

1

2

3

>

腸内細菌は「ヒトの不安レベル」も制御していた

腸内細菌は人間の不安レベルも制御していた
腸内細菌は人間の不安レベルも制御していた / Credit:Canva . ナゾロジー編集部

マウスで起きていた腸内細菌によるの支配が人間でも起こりえるのか?

疑問を検証するため、チームは許可のもと、限定的な臨床試験(非プラセボ試験)を実施。

その結果、「4‐EPS」を腸から排除することで、被験者の不安レベルが大きく減少することが示されました。

「4-EPS」の生産を促す腸内細菌は人体にも存在し、実験結果が正しければ、マウスだけでなくヒトにおいても、腸内細菌が精神に直接的な影響を与えていることを示します。

次ページ脳ではなく「腸内細菌に働きかける精神薬」の開発も

<

1

2

3

>

人気記事ランキング

  • TODAY
  • WEEK
  • MONTH

Amazonお買い得品ランキング

脳科学のニュースbrain news

もっと見る

役立つ科学情報

注目の科学ニュースpick up !!