生きた皮膚をまとったロボット指
生きた皮膚をまとったロボット指 / Credit:竹内昌治(東京大学)ら, Matter(2022)
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ロボットに傷も修復可能な「生きた皮膚」を定着させる事に成功!  (3/3)

2022.06.10 Friday

前ページ培養液に浸してロボット指に人間の皮膚をまとわせる

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培養皮膚はコラーゲンシートで修復可能

培養皮膚は指を曲げても損傷せず、撥水性をもつ
培養皮膚は指を曲げても損傷せず、撥水性をもつ / Credit:竹内昌治(東京大学)_世界初!生きた皮膚で覆われたロボット~修復能をもつ培養皮膚付きロボットの開発に成功~(2022)

培養皮膚にはある程度の伸縮性があるため、ロボット指が関節を曲げても損傷しません。

また、表皮のおかげで撥水性をもちます。

指に水がかかっても内部に染み込んでいくことはなく、水玉を形成して流れ落ちていくのです。

まるで本物の指のようですね。

さらに2層目の培養真皮組織は、傷がついても絆創膏のようにコラーゲンシートを貼るだけで修復できます。

実験では、メスによって傷がつけられましたが、コラーゲンシートを7日間貼るだけで傷口がふさがりました

傷ついてもコラーゲンシートで簡単に修復可能
傷ついてもコラーゲンシートで簡単に修復可能 / Credit:竹内昌治(東京大学)ら, Matter(2022)

修復された傷口は、関節運動によって再び開くことはなく、修復の過程で組織が完全に一体化したと分かります。

しかし現段階では、この培養皮膚には、栄養を絶えず供給する経路が組み込まれていません。

そのため培養液から取り出した後は、あまり長持ちしないのだとか。

仮に、この培養皮膚で覆われたアンドロイドが誕生しても、実験室の外では長生きできないのです。

とはいえ、今後の進展には大きく期待できます。

既に人間の真皮組織と表皮組織が再現できています。

あとは人工的な血管や汗腺、神経を導入できるなら、それは本物とほとんど変わらない皮膚となるでしょう。

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