引きずらずに乗って移動できるスーツケース「エアーホイール」
人々はスーツケースにさまざまな思いを抱くものです。
例えば旅行者のほとんどは、スーツケースの存在を煩わしく感じているに違いありません。
フライトの待ち時間には邪魔になり、空港内やホテルまでの道のりを引きずって歩くのは大変です。
![スーツケースを運ぶのは大変](https://nazology.net/wp-content/uploads/2022/12/dcc44fa03a3344ebb4e676e99f102685.jpg)
またスーツケースの形状やその存在そのものが「かわいくない」「センスに欠ける」と感じる人もいるでしょう。
さらに好奇心を抑えきれない一部の大人や子供たちは、台車やスーツケースなど車輪の付いたものを見かけると、どうしても「乗ってみたい」という衝動に駆られます。
![電動スーツケース「エアーホイール」](https://nazology.net/wp-content/uploads/2022/12/d17f2454c61e3377944e187b31896ffc-900x600.jpg)
こうした人々の願望を形にしたのが、新しいエアーホイールです。
これは通常のスーツケースと同じように、内部に荷物を収納できます。
しかし、電動の車輪、電気モーター、充電式バッテリー、ハンドルが追加されており、ユーザーが乗って移動できるようになっています。
![ユーザーが乗れるスーツケース](https://nazology.net/wp-content/uploads/2022/12/c2ee9ba7e811f53c54fd8bb679d9c78f_original-2.gif)
スーツケース自体もユーザーが乗ることを想定して頑丈に作られているため、130kgの体重の人まで利用可能です。
そして移動最大速度は10km/h(6.2mph)。
人の歩く速度が4~5km/hなので、速めのジョギングレベルの速度で移動できることになります。
バッテリーも1時間はもつため、空港やホテルまでの道のりで十分利用できるといいます。
![スマホの充電もできる](https://nazology.net/wp-content/uploads/2022/12/4ef077915795d9bef1b15c94cb6c4b03_original.gif)
また2つのUSBポートがあるため、スマホやその他の電子機器を充電することも可能。
「エアーホイールに座ってスマホをいじる」というスタイルで、待ち時間を潰すこともできます。
![スーツケースに「座って」待てる](https://nazology.net/wp-content/uploads/2022/12/e15e2bcb6432d4bfea63d11e1e46055e-900x493.jpg)
バッテリーを交換することもできるので、待ち時間や移動距離が長い場合でも安心です。
エアーホイールの容量は28リットルで、バッテリーを含めた重さは7.5kg(16.5ポンド)になります。
スーツケースとしては小さなサイズになるので、1~2泊の旅行に最適でしょう。
そして新しいエアーホイールの大きな特徴の1つは、そのデザインにあります。
![透明で光るスーツケース](https://nazology.net/wp-content/uploads/2022/12/8c4ac6fc9313c3d97c8e30a6f66f3ec0_original.gif)
数十種類のライトカラーが用意されており、ユーザー好みの色で点灯させられるのです。
加えて、透明なケースになっているので、中身がすべて見えてしまう仕様となっています。
「スーツケースに乗って移動する」のはただでさえ目立つ行為ですが、その上「スーツケースの中身を周囲の人々に晒す」という、なんとも挑戦的なデザインです。
もし控えめに利用したい場合は、この透明なスーツケースにシールを張るなどして隠すか、Airwheel社が販売している別の不透明なスーツケースを選択すると良いでしょう。
![空港内外を爆走したい方は要チェック](https://nazology.net/wp-content/uploads/2022/12/97464a2370b4bd00da0cd671f408447b_original-1.gif)
新しい透明なエアーホイールは、現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」にて支援募集中です。
459ドル(約6万3000円)で1つ入手できるので、刺激的な旅行を楽しみたい方はチェックしてみてください。
最初は視線が気になるかもしれませんが、そのハードルさえ越えてしまえば、きっと楽になるはず……