しかし「恋」が冷めると…
恋に落ちた被験者たちに確認されたのは、インターフェロンと呼ばれるタンパク質の増加です。インターフェロンにはウイルス増殖の防止など、人の免疫力を高める働きがあります。
研究では、交際期間の中でインターフェロンのレベルがどう推移していくのかについても調べられました。その結果、恋が「冷めて」しまった被験者のインターフェロンに関連した遺伝子発現が減少していたことが分かりました。
なぜ「恋」が女性のインターフェロンを増加させるのかについて、明確な根拠は明らかとなっていません。しかし、研究者たちはその理由として、「体を受胎に備えさせるため」である可能性を述べています。
また、研究者らは次の重要なステップとして、同様のパターンが恋に落ちた「男性」についても確認できるのかを観察する必要があると語っています。
恋に落ちた時にインターフェロンが増加するのであれば、恋愛体質の人は健康だったりするのかもしれません。恋せよ乙女。