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ギャンブラーが大金を賭けて「独房生活」にチャレンジ!「完全な孤独」がもたらす危険性とは? (2/2)

2021.01.27 Wednesday

2019.02.05 Tuesday

前ページ「身体的隔絶」と「暗闇」がもたらす恐怖

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隔絶状態が続くと幻覚症状も…

1998年に起きた「オーストリア少女監禁事件」の被害者ナターシャ・カンプッシュさんは「暗闇の中で隔絶されることで思考能力がなくなり、犯人の指示に従順になってしまう」と話しています。また、バイオリズムの狂いは、幼年期の肥満症や早熟の原因でもあり、またガン発症や心臓病のリスクを格段に高めているのです。

さらに、隔絶状態は「幻覚症状」をも引き起こします。常に外部から刺激を受け取る脳にとって、隔絶状態は究めて稀なこと。そうした刺激の欠如により、脳は混乱して、誤った思考や感情を勝手に誘発するのです。アラーチ氏も「3日目にはすでに部屋中が泡で溢れかえる幻覚を見た」と報告しています。

「絶対の孤独」は精神だけでなく身体的な危険もついてまわります。しかし、今回実験に挑戦したアラーチ氏は、挑戦中に「家族や友人がどれだけ大切な存在か実感したよ」と利益もあった様子。もちろん彼のような無謀な挑戦はオススメできませんが、適度な「孤独」は、自分の人生を見つめ直し、精神的に成長する良いきっかけとなるでしょう。

人生で孤独感が増す「3つの時期」とは?

reference: theconversation / written & text by くらのすけ

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