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嫌いな学者には車椅子アタック。ホーキング博士の「天才」的エピソード

2021.01.28 Thursday

2018.03.14 Wednesday

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Credit: Global Look Press

14日、英国の有名な宇宙物理学者スティーブン・ホーキング博士が死亡したと、英BBCなどが報じました。相対性理論と量子力学を結合させた宇宙物理学の先駆者であり、物理学会に大きな衝撃と影響を与えた人物でした。

ナゾロジーで扱っている宇宙や物理関連の記事でも、ホーキング博士の研究なしには語れないものが多くあります。

今回はホーキング博士追悼の意をこめ、彼が「天才」たるゆえんを、ちょっと変わった角度からご紹介します。

本気でタイムトラベラーのためのパーティを開く

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Credit: youtube / Stephen Hawking – Time Traveller’s Party

2009年6月28日、ホーキング博士は「タイムトラベルが不可能であると証明するための実験を行いました。

その方法とは、「タイムトラベラーたちを迎え入れるパーティを開催する」というもの。

自分ほどの著名な科学者なら、未来人も必ず会いたがる」という自負のもと、1000もの招待状が送られたそうです。

しかしこの招待状が送られたのは、実はパーティが終わってから。もしタイムトラベルが可能であれば、未来でパーティのことを知ったとしても出席できると博士は考えたのです。

では実験結果はどうなったのでしょうか。

ホーキング博士によると、「随分長い間座って待っていたが、結局誰も現れなかった」とのこと。残念ながら、結局タイムトラベラーは訪れなかったようです。

そもそもこの実験は、「因果律を破壊してしまうので、未来に行くことはできるが過去へ行くことはできない」という博士の「時間順序保護仮説」を証明する意味もあるのだとか。SF好きには残念な結果になりましたが、まだタイムトラベルが無いと確定したわけではありません。今後の研究に期待しましょう。


Stephen Hawking – Time Traveller’s Party

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