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星のソムリエ®が選ぶ、今月の星の見どころベスト3【2020年4月】

2021.01.27 Wednesday

2020.04.01 Wednesday

春分も過ぎ、いつの間にか日が長くなったなと実感するようになりました。

気温が高くなった点は良いのですが、春は「春霞」という言葉がある通り、もやがかかって空が見えにくい日が多いです。

それでもよく晴れた日には、秋冬のカシオペヤ座に代わって高く昇る北斗七星が見え、星からも春の到来を感じることができます。

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Credit: ofugutan 東から昇る北斗七星(2020年3月21日19時頃撮影)

北斗七星の「ひしゃくの柄」の先を、うしかい座の1等星アークトゥルス、おとめ座の1等星スピカとに順結んだ曲線は「春の大曲線」として知られます。つまり、北斗七星は春を代表する星座というわけです。

ぜひチェックして、春を感じてみてくださいね。それでは、星のソムリエ®が選ぶ、今月の星の見どころベスト3【2020年4月】をご紹介します。

Best3.8日(水):2020年でもっとも地球に近い満月「スーパームーン」が見られる

4月8日の11時35分に月が満月を迎えます。この日の満月は、今年もっとも地球に近く、大きく明るくなります。近年はすっかり「スーパームーン」の名前が定着していますよね。

逆に今年もっとも地球から遠い満月は、10月31日のハロウィンの日になります。このときと比較すると、4月8日の満月は視直径は約14パーセント大きく、約30パーセント明るく見えるそうです。

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Credit: Pixaby

3位にした理由

Good!:「スーパームーン」の認知度が高く話題にしやすいし、月は誰でも知っていて観察も簡単。

Bad!:国立天文台によると、もっとも月が地球に近づくのが3時9分、それから満月になる瞬間が11時35分なので、日本ではまだ月が昇ってきていない。地平線に近いときの月が錯覚で大きく見えるので、そのときに満月になるのがベスト。とはいえ、そもそも目でスーパームーンを見て「今日の月が大きい」と実感するのは難しい。

次ページBest2.28日(火)金星が最大光度に。2日前の三日月と接近も必見

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