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地球に一番近い「褐色矮星」の大気はシマシマになっていることが判明!偏光観測では初の快挙 (2/3)

2021.01.27 Wednesday

2020.05.07 Thursday

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どうやって「偏光」を観測する?

偏光の観測には、「ポラライザー」と呼ばれる観測器が使われます。

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「ポラライザー」のイメージ/Credit: youtube

ポラライザーは、振動方向がマッチする光だけを通しますが、逆に、振動方向が合わない光はブロックすることもできます。

貯金箱を思い浮かべてみてください。コインを入れる際は、その向きを貯金箱の穴の形に合わせる必要がありますね。

ポラライザーも原理は同じです。

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自然光は通り抜けられる/Credit: youtube

自然光は、あらゆる方向に振動しているのでポラライザーをすり抜けられますが、偏光は形が合わないかぎり通れません。

これを利用したのが「偏光サングラス」です。

釣りや運転をする際によく使われますが、これは、波や道路などに反射する余計な偏光をシャットアウトしてくれる優れものです。

今回の偏光観測にも、このポラライザーが応用されています。

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