イカの精子は食べてはダメ
イカの精子は食べてはダメ / credit:pixabay
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絶対に「イカの精子」を食べてはダメ…口内に突き刺さり手術が必要に

2021.05.07 Friday

2020.05.16 Saturday

A woman’s tongue was inseminated by a squid after eating undercooked seafood https://www.businessinsider.com/woman-tongue-inseminated-undercooked-squid-2018-6?r=US&IR=T

イカの精子は、内臓部分にある「精莢(せいきょう)」というカプセルのような器官に入っています。

この精莢が実に危険なシロモノで、加熱が十分でない、あるいはナマの状態で食べると、口内で破裂して精子が突き刺さるのです。

場合によっては、刺さった精子を取り除くのに手術が必要になるとか…

ここでは、そんなイカ精子の恐ろしいメカニズムについて見てみましょう。

「精莢(せいきょう)」は時限爆弾?

精莢は、イカの外套膜(頭部)を開いた内臓部分にあります。

精子が入っているカプセルのような器官で、これをオスが自分の腕を使ってメスに手渡します。一匹につき、だいたい100個ほどの精莢があるそうです。

精莢は多層構造になっていて、主に精子塊・粘着体・射出管(発射装置)に分かれています。

イカの精子が入った「精莢(せいきょう)」の構造
イカの精子が入った「精莢(せいきょう)」の構造 / Credit: tfo1

そして精莢が外部刺激を受けると、中の精子塊がミサイルのように射出されるのです。

精子塊には、先端に釣り針のような鋭い返しが付いており、これがメスの受精嚢に刺さって受精が行われます。

こちらは精莢が暴発する瞬間を捉えた映像です。

精莢は十分に加熱されれば機能しなくなるのですが、そうでない場合は口内でこのように暴発します。その結果、口内や舌先に精子が突き刺さってしまうのです。

また精莢は、映像のように1本ではなく束になって存在するので、口内には無数の精子が突き刺さることになります。

返しは頑丈なので簡単には抜けません。しかも、それ以外の本体部分は非常に柔らかいので、無理に手で抜こうとすると返しだけが残ってしまいます。

次ページ口内で精莢が暴発したケース

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