ブックホイールは歴史あるブラウザタブ?
ちなみに、このような書見台の発案は、「資料を相互参照する必要性」の高まりに応えたものだという意見もあります。
いずれにせよ、ブックホイールシステム(1つの場所に座ったまま複数の情報を扱うこと)の先にあるものが、現代のハイパーリンクや検索エンジン、ブラウザタブだと言えるでしょう。
そのため、ナイグレン氏はこの装置が歴史的に重要であることを認めています。
しかし、「私はこれを購入してリビングルームに置くべきだとは思いません。現代では、同じ目的を果たすもっと良いツールがあります」とも述べています。
もちろん、彼が「これは確かに人目を引くものであり、本を保管するための最もファンシーな方法の1つです」と付け加えているように、インテリアとしての価値は高く、図書館のオブジェクトなどにはピッタリかもしれませんね。
利便性の追求、歴史、芸術性などが詰まったブックホイール。「ちょっと欲しい」と思った人も多いのでは?
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