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ジュラ紀の哺乳類はただのエサにあらず!? 逆に巨大な恐竜の肉を食べていたと判明 (2/3)

2021.01.27 Wednesday

2020.08.02 Sunday

前ページ恐竜時代の哺乳類は単なるネズミではなかった

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恐竜の骨に歯型をつけた哺乳類の正体

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恐竜の死肉を貪っていたのは肉食哺乳類だった/Credit:nature

研究者は化石に残された噛み跡の持ち主を、同じ区域から見つかった哺乳類の化石から探しました。

結果、噛み跡をつけた主は「Sineleutherus(シネレウテルス)」と呼ばれる哺乳類である可能性が濃厚となりました。

上の図はSineleutherusの近縁にあたる「Megaconus(メガコナス)」の骨格と復元予想図になります。

この時期の哺乳類は、ネズミのようでもありサルのようでもあり猫のようでもある…といった、後々の哺乳類の要素を併せ持っています。

また歯の骨からわかるように、SineleutherusやMegaconusには大きな牙があり、小さいながらも肉食であったことがわかります。

ただ当時の哺乳類には大型恐竜を倒す力はなかったことから、噛み跡は恐竜が死んだあとにつけられたと考えらるとのこと。

また噛み跡の分析から、Sineleutherusは死んだ恐竜の骨に付着した軟骨や肉などをこそぎ落とすようにして食べていたと推測されました。

次ページ哺乳類の肉食性も進化していった

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