埋葬された骨は一般市民のものか
墓地内には他にも、骨を納める大量の蔵骨器や位牌、埋葬された子豚が4体、馬が2体見つかりました。蔵骨器の中には、猫の骨が入っているものもあったようです。
また、前回の調査で見つかった遺骨は、平均年齢30代の人や子どものものが多くを占めていました。今回出土した骨は目下調査中ですが、大阪の城下町に住んでいた一般市民のものではないかと推測されています。
大阪七墓の調査は、当時の大阪の発展や庶民の信仰を知る上で重要視されており、埋葬された人々の暮らしを詳しく理解できるかもしれません。
調査した範囲はすでに埋め戻していますが、今後は墓地の西南側を調べていく予定です。