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Credit:ESO/M. Kornmesser/L. Calçada & NASA/JPL/Caltech
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金星の大気中に「生命の痕跡」を発見!微生物が生成する”ホスフィン”が検出される

2021.01.27 Wednesday

2020.09.15 Tuesday

eso https://www.eso.org/public/images/eso2015a/ , Cardiff University https://www.cardiff.ac.uk/news/view/2445204-hints-of-life-on-venus

金星は硫酸と二酸化炭素の大気、鉛も溶かしてしまう高温、地球の100倍の大気圧と、まさに地獄のような環境の星です。

しかし、そんな金星の大気中から生命の存在を示す痕跡が検出されました

それはホスフィンと呼ばれる化学物質で、地球では通常微生物の発酵作用以外ではほとんど生成されません

この研究は英国カーディフ大学宇宙物理学教授のジェーン・グリーブズ氏を筆頭とした国際研究チームにより、9月14に付けで科学雑誌『Nature Astronomy』に発表され世界中の注目を集めています。

金星の雲から見つかった生命の痕跡

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Credit:ESO/M. Kornmesser & NASA/JPL/Caltech

金星大気中からホスフィンの最初の兆候が発見されたのは、2017年のことでした。

グリーブズ教授のチームはハワイ島マウナケア山頂にある電波望遠鏡「ジェームズ・クラーク・マクスウェル望遠鏡(略称: JCMT)」からその観測を行っています。

この発見については慎重を期すため、2019年にヨーロッパ南天天文台(略称: ESO)が運用するチリのアタカマ大型ミリ波/サブミリ波アレイ(略称: ALMA)でも追跡の観測が行われましたが、こちらでもホスフィンは検出され、金星大気に含まれることが確定されました。

英国、米国、日本の研究者を含む国際研究チームの分析によると、このホスフィンは、金星の上空50kmの辺りに20ppb(大気中に10億分の20の割合)というごく少量存在していると推定されています。

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