2020 AV2
2020 AV2 / Aは発見時の2020 AV2の画像。Bは22分間隔の位置変化を示している。/Credit: Ip et al, 2020.
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金星軌道の”内側”で小惑星を発見!詳細な分析結果が発表される

2021.01.27 Wednesday

2020.09.22 Tuesday

universetoday https://www.universetoday.com/147762/astronomers-have-discovered-a-2-km-asteroid-orbiting-closer-to-the-sun-than-venus/,caltech https://www.caltech.edu/about/news/first-asteroid-found-inside-orbit-venus#:~:text=A%20rare%20asteroid%20orbiting%20snugly,within%20the%20orbit%20of%20Venus.

2020年の初め、金星軌道より内側で小惑星が発見されました。

この詳しい調査結果が台湾国立中央大学天文学研究所のWing-Huen Ip教授を主著者として、現在arXiv上に公開されています。

地球より内側の軌道の小惑星は、存在は予想されていましたが発見された報告がほとんどなく、非常に貴重な研究となります。

なぜ金星軌道の内側の小惑星は珍しいのか?

小惑星集団のイメージ
小惑星集団のイメージ / Credit:depositphotos

明けの明星、宵の明星と呼ぶように、金星は朝夕の太陽が地平線へ沈んだ時間帯に観測されます。

地球より内側の軌道を回る天体は、太陽の方向にいるため、地球が完全に太陽に背を向ける真夜中に観測することができません。

そのため朝夕や日食など限られたタイミングでしか観測することができないのです。

さらに太陽が眩しいため、小さい天体を発見することはさらに困難になります。

現在太陽系で見つかっている小惑星の集団は、木星軌道のトロヤ群や、木星と火星の間の小惑星帯(メインベルト)などですが、実は金星より内側の軌道にも、小惑星の集団があると予想されています。

しかし、太陽に近い小惑星帯は上述の通り観測が難しく、実際に発見した報告は未だありません。

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