社会性ゴキブリは日本のゴキブリとは異なりカラフルで美しい色合いをしている
社会性ゴキブリは日本のゴキブリとは異なりカラフルで美しい色合いをしている / Credit:ポール・パートナー
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唯一の「社会性のあるゴキブリ」種が確認される(※ムシ注意)

2021.08.27 Friday

2020.10.18 Sunday

springer https://link.springer.com/article/10.1007%2Fs00114-020-01694-x / researchgate https://www.researchgate.net/figure/The-only-eusocial-and-only-herbivorous-cockroaches-Melyroidea-aff-Magnifica-and-M_fig2_344026751

ゴキブリには社会性を進化させた種があるようです。

9月1日に『The Science of Nature』に掲載された論文によれば、南米のゴキブリ“Melyroideamagnifica”はアリやハチのように労働者や女王をもつ、複雑な社会を形成しているとのこと。

現在、社会性のあるゴキブリとして知られているのは、この1種類のみです。

しかし、ゴキブリの作る社会とは、いったいどんなものなのでしょうか?

100年以上前に記録された幻のゴキブリ

100年以上前に社会性ゴキブリの存在を記録した論文の冒頭
100年以上前に社会性ゴキブリの存在を記録した論文の冒頭 / Credit:ZSL

アリやハチは社会性昆虫として知られており、大きなグループを作って、役割分担された複雑な社会を形成しています。

この昆虫の社会では、女王と呼ばれる個体のみが卵を産むことで、社会全体に新たな人口を供給し、産まれた個体は自身では一切の生殖を行わずに、生涯を通して巣のための労働力として働きます。

1912年、ある昆虫学者が南米のエクアドルで奇妙なゴキブリの巣をみつけました。

その巣では、ゴキブリたちは共同生活を行いながら幼虫を育てるといった、まるでアリやハチのような社会性をもっていたと、当時の学者によって記録されています。

しかしながら、社会性ゴキブリの報告はその1件のみであり、長い間、幻のゴキブリとされていました。

しかしヤン・ヒンケルマン氏はこの100年前の報告が嘘には思えず、20年以上に渡って、この社会性ゴキブリを探してきました。

そして、ついに手掛かりを掴んだのです。

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