地球を包む酸素の大気が日を受けて青く輝く様子。
地球を包む酸素の大気が日を受けて青く輝く様子。 / Credit:NASA.UChicago
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生命の源は「鉄」だったかもしれない? “酸素の発生源は錆びた鉄だった”とする新説 (3/3)

2021.01.27 Wednesday

2020.10.28 Wednesday

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宇宙で生命を探す助けになる研究

天の川銀河の星を周回する系外惑星のイメージ。
天の川銀河の星を周回する系外惑星のイメージ。 / Credit:en.Wikipedia

今回の研究成果は、太陽系外惑星の研究においても重要な助けになるものです。

初期の地球も酸素を多く含んだ大気は持っていませんでした。それがどのようにして生命が活動可能な状態になったのか、その詳細を理解することは、何千もある系外惑星から、探索すべき候補を絞り込むためのヒントになります。

他の惑星でも同じようなプロセスが行われているなら、その証拠を探すことで地球のような酸素の増加した生命の誕生する惑星を見つけ出せるかもしれません。

酸素は光合成を行うバクテリアなどの登場で一気に地球を覆い始めたと言われていますが、海洋の錆びた鉄の存在や火山の硫黄も大きな要因になっていたようです。

まだまだ明らかになっていない謎が地球には多く存在しているのですね。

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