生き残った白キリンを守るため24時間体制で監視
オスの白キリンは現在、ケニア北東州ガリッサにある「イシャクビニ・ヒロラ保護区」で暮らしています。
最初にケニアで発見されたのは2016年3月のことで、2頭の家族(メスと生後7ヶ月の子ども)も一緒でした。
その1年後に、ケニアのガリッサ郡の監視カメラに映り込んだことから、白キリンに再び注目が集まりました。
しかし不幸なことに、メスと子どもは密猟者によって殺され、同保護区で遺骸が見つかっています。


そこで保護団体は、生き残ったオスを守るため、角にGPSを取り付けて、密猟者から安全な距離を保てるよう追跡観察をはじめました。
GPSはキリンの居場所をリアルタイムで通知し、それをもとにレンジャーが密猟者を近づけないようにします。
同団体のモハメド・アフメドヌール氏は、今週火曜の声明で「今のところ白キリンは、豊かな環境にも恵まれ、元気に暮らしています。保護に協力してくれているケニア野生生物協会や保護活動家の方に感謝したい」と述べています。