新型コロナに感染しない子どもたち、特殊な免疫システムでウイルスの増殖を止めていた!?(オーストラリア)

なぜ一部の子どもは新型コロナに感染しない?
なぜ一部の子どもは新型コロナに感染しない? / Credit: jp.depositphotos

reference: sciencealert, MCRI

SARS-CoV-2(新型コロナウイルス)の流行初期から、ある不可解な現象が世界各地で報告されています。

それは、感染者の側にいた子どもがCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)にかからないというものです。

現に日本でも、COVID-19を発症した両親と何日も生活していたのに、PCR検査で陰性を示す子どもがいます。

今回、オーストラリアのメルボルン大学、マードック小児研究所 (MCRI)の医療チームが、同様の状況を示した5人家族を調査した結果、子どもたちに不思議な抗ウイルス反応が発見されたとのことです。

研究は、11月11日付けで『Nature Communications』に掲載されています。

>参照元はこちら(英文)

感染した両親の側で「陰性」であり続けた3人の子ども

メルボルン在住のサウェンコさん一家は、両親と3人の子どもの5人家族です。

ある日、両親が子どもを置いて知人の結婚式に出席し、その席で新型コロナウイルスに感染しました。

感染の事実を知らずに帰宅した2人は、症状があらわれるまでの1週間半、3人の幼い子どもたちと密に生活してしまったのです。

その後、両親ともに咳や頭痛、発熱の症状が見られたため、家族全員でPCR検査を受けました。

その結果、両親は陽性でしたが、子どもたちは3人とも陰性だったのです。

サウェンコさん一家(前)と医療チーム(後)
サウェンコさん一家(前)と医療チーム(後) / Credit: MCRI

驚くべき事実はまだありました。

医療チームが一家に再検査を依頼したところ、2人の男児(9歳と7歳)は軽い症状を示していたにもかかわらず、陰性だったのです。

また、5歳の女児は、発熱症状のある両親と同じベッドで寝ていたのに、無症状かつ陰性のままでした。

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