顔面と両腕の同時移植に成功!術後も良好
140人以上からなる医療チームは、まずディメオ氏の両手を切断し、前腕部の途中からドナーの腕と交換しました。
前腕を移植するために、神経、血管、21本の腱が髪の毛ほど細い糸で縫合されたとのこと。
さらに、額、眉毛、鼻、まぶた、唇、両耳、顔面下部の骨を含む顔面全体を移植。
チームを率いたエドゥアルド・ロドリゲス博士によると「成功する可能性はわずか」だったにもかかわらず、手術は大成功を収めました。
さて、ディメオ氏は11月に退院して以来、毎日リハビリに取り組んでいるとのこと。
それには眉を上げること、目や口の開閉、親指を立てること、口笛を吹くことなどが含まれます。
また、今では自分で服を着たり、食事したりしており、愛犬と遊ぶこと、ジムでバーベルを上げることも可能です。
もちろん、すべての移植手術がそうであるように、拒絶反応のリスクは今後もずっと続きます。服用する薬の影響で感染病に対しては全くの無防備です。
それでもディメオ氏は、「人生には新しいチャンスがあります。人生に新たなチャンスが巡ってきたのだから、あきらめることはできない」と決意しています。
このように、医療技術の進歩は人に新しいチャンスを与えるものですね。コロナ禍という逆境の中で医療に取り組む人々は、確かに称賛に値します。