親の嘲笑的な態度が子ども狂わせてしまう
親の嘲笑的な態度が子ども狂わせてしまう / Credit: fau.edu
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子どもを「いじめっ子」にしてしまう親の教育が明らかに

2021.04.07 Wednesday

TEENS ‘MOCKED’ BY PARENTS AT GREATER RISK FOR BULLYING, VICTIMIZATION https://www.fau.edu/newsdesk/articles/derisive-parenting.php
Derisive Parenting Fosters Dysregulated Anger in Adolescent Children and Subsequent Difficulties with Peers https://link.springer.com/article/10.1007%2Fs10964-019-01040-z

「つい冗談で」、子どもをからかっていませんか?

アメリカ、カナダ、スウェーデンの共同研究では、親の嘲笑・敵対・拒絶的な教育によって子どもの感情コントロールが機能不全に陥り、いじめの加害者になるリスクが急増することが判明しています。

しかも、そうした子どもたちは、加害者だけでなく被害者になるリスクも同様に高まるとのこと。

研究は、2019年5月24日付けで『Journal of Youth and Adolescence』に掲載されたものです。

「嘲笑的な教育」で感情がコントロール不全に

研究チームは、思春期の少年少女1409人を対象に、七年生から九年生(13歳〜15歳)の3年間にわたって追跡調査を行いました。

その結果、いじめの加害者や、同級生との不和を起こす生徒のほとんどが、子どもを頻繁に「からかう」など、冷笑的・敵対的な態度で接する親をもつことが分かりました。

親の「からかい」で感情がコントロールできなくなる
親の「からかい」で感情がコントロールできなくなる / Credit: jp.depositphotos

しかも、その親の多くは、子どもが反発的・挑発的な態度を取っていないにもかかわらず、心身ともに攻撃的な態度を取っていたのです。

日々、親から批判や皮肉の言葉を受け続けた子どもたちは、感情的な機能不全に陥り、怒りのコントロールができなくなっていました。

感情コントロールの障害は、思春期のメンタルヘルスにとって実に危険なもので、ネガティブな感情の悪循環を招いてしまいます。

これが深刻化すると周囲への敵意が増長し、次第に攻撃性な態度を示すようになって、人をいじめることでしか発散できなくなるのです。

次ページいじめの加害者にも被害者にもなりうる

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