数式
数式 / credit: depositphotos
mathematics

呪術廻戦っぽい数学用語「無限級数展開」とは? 五条悟の術式から解説

2021.06.26 Saturday

週刊少年ジャンプの大人気漫画『呪術廻戦』。シリーズ累計発行部数が5000万部を突破したことが発表されたり、映画『劇場版 呪術廻戦0』の公開が決定したりと、その人気は留まることを知りません。

そんな社会現象となっている大人気漫画が、数学ファンの中で話題になっているのをご存知ですか?

今回は、『呪術廻戦』と関連のある数学トピックを紹介します!

※本記事は『呪術廻戦』のネタバレを一部含んでいます。

芥見下々『呪術廻戦』 https://amzn.to/35jWTeh 高校数学の美しい物語「マクローリン展開の応用例まとめ」 https://manabitimes.jp/math/682 「収束する無限級数とは?―呪術廻戦で学ぶ本格数学―」 https://wakara.co.jp/mathlog/20210321

大人気最強キャラ五条悟の技には数学用語が!

五条悟
五条悟 / credit: 芥見下々『呪術廻戦』単行本8巻 第69話

『呪術廻戦』は、「呪い」がテーマのダークファンタジー漫画です。呪術師たちが、人間の負の感情により生まれた化け物である呪霊や、呪術を悪用する人間である呪詛師たちと闘います。

個性豊かでかっこいい呪術師たちが活躍する本作ですが、中でも特に人気のキャラクターは最強呪術師の五条悟!彼の使う技である「術式順転『蒼』」「術式反転『赫』」「虚式『茈』」「領域展開 無量空処」は、名前だけでもかっこよくてワクワクしますよね。

作中で、五条悟は自身の技について、こんな風に説明をしています。

“僕の術式はさ 収束する無限級数みたいなもんで

俺に近づくモノはどんどん遅くなって

結局俺まで辿りつくことはなくなるの”

(引用元:芥見下々『呪術廻戦』単行本8巻 第69話)

掛けていたサングラスを外し、それを両手の間でピタッと止めながら、自分の術式を敵に説明するシーンです。重力で左手に落ちるはずのサングラスがですが、彼の術式により、落ちることなく空中で止めることができています。つまり、サングラスは五条悟の左手に「辿りつけない」のです。

目の前に敵がいるのにも関わらず、余裕たっぷりに自身の術式を開示する五条悟。さすが最強キャラ、かっこよすぎです。

実は、ここで語られている「無限級数」は架空の造語などではなく、実際に数学用語として存在しています。

また、引き寄せる技「術式順転『蒼』」と弾く技「術式反転『赫』」については、それぞれ「収束」「発散」という対比で描かれていますが、この収束と発散も数学用語として存在しています。

さらに、数学ファンの中では「領域展開も数学用語にありそう」と話題になりましたが、残念ながら領域展開という数学用語は存在しません。しかし、「領域」も「展開」も数学用語として存在しています。

しかも「無限級数展開」という言葉が、数学ではよく使われているのです!呪術廻戦っぽい!

今回は、この無限級数と無限級数展開について解説していきます。数学を勉強して、最強呪術師の強さの秘密に迫りましょう!

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