十分な水分補給が心不全のリスクを低下させる
十分な水分補給が心不全のリスクを低下させる / Credit:Depositphotos
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25年にわたる調査の結果1日2Lの水が心不全リスクを低下させると判明

2021.08.26 Thursday

Super Simple: Drinking Enough Water Could Prevent Heart Failure https://scitechdaily.com/super-simple-drinking-enough-water-could-prevent-heart-failure/ Are YOU getting your recommended eight glasses in a day? Drinking sufficient water can prevent or slow heart failure, study finds https://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-9922315/Health-Drinking-eight-glasses-water-daily-prevent-slow-heart-failure-study-finds.html?ns_mchannel=rss&ns_campaign=1490&ito=1490
Drinking sufficient water could prevent heart failure https://www.escardio.org/The-ESC/Press-Office/Press-releases/Drinking-sufficient-water-could-prevent-heart-failure

多くの専門家は、毎日約2L(グラス8杯分)の水を飲むことを推奨しています。

ところが過去の研究によると、多くの人はこの目標を達成できていません

アメリカ国立衛生研究所(NIH)に所属するナタリア・ドミトリエバ氏ら研究チームは、私たちが水分補給に努めるべき理由を明らかにしました。

中年の人々が十分に水を飲む習慣をもっているなら、高齢者になったときの心不全リスクを低下させられるのです。

研究の詳細は、8月24日付の欧州心臓病学会の年次会議(ESC Congress 2021)プレスリリースに掲載されており、27~30日に開催される本会議で発表されます。

※すでに心不全を発症している方は、逆に水分を制限しなければいけない場合があります。

血清ナトリウム濃度で十分に水分補給できているか分かる

水分不足なら血清ナトリウム濃度が上昇する
水分不足なら血清ナトリウム濃度が上昇する / Credit:Depositphotos

1日の分摂取量の推奨値は、女性で1.6~2.1L、男性で2~3Lなどと言われており、いくらか幅があります。

では実際に、個々の人が十分に水分を補給できているかどうかは、どのように判断できるのでしょうか?

ここで役に立つのが、血清ナトリウム濃度です。

これは血液中に含まれるナトリウムの量を表したものであり、水分摂取量が少ないほど、血清ナトリウム濃度も上昇

つまり血清ナトリウム濃度を測ることで、水分補給の状態を正確に知ることができるのです。

さて慢性的な水分不足は、さまざまな健康問題だけでなく心不全とも関連しているようです。

体が水を節約しようとした結果、心不全の発症リスクを増大させるのです。

そこで研究チームは、水分補給の尺度である血清ナトリウム濃度と心不全発症の関連性を調べることにしました。

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