乳児はチンパンジーと同じ笑い方をする
乳児はチンパンジーと同じ笑い方をする / Credit:Depositphotos
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赤ちゃんはチンパンジーと同じ笑い方をしていた

2021.09.04 Saturday

Young infant’s laughter found to share features with ape laughter https://phys.org/news/2021-09-young-infant-laughter-features-ape.html
The ontogeny of human laughter https://royalsocietypublishing.org/doi/10.1098/rsbl.2021.0319

「赤ちゃんの笑顔や笑い声は特別」だと感じている人は多いでしょう。

見たり聞いたりするだけで自然と頬が緩み、癒されるからです。

ところが最近の研究では、別の意味でも、「赤ちゃんの笑いが特別」だと判明しました。

オランダ・ライデン大学(Universiteit Leiden)認知心理学部に所属するマリスカ・クレット氏ら研究チームは、乳児の笑い方がチンパンジーと同じであることを発見したのです。

乳児は成長するにつれて、周りに合わせてチンパンジーの笑い方をやめていたようです。

研究の詳細は9月1日付の科学誌『Biology Letters』に掲載されました。

乳児はチンパンジーと同じく息を吸うときにも笑う

以前の研究によると、人間の大人の笑い方は「息を吐きながら笑う」というもの。

一方、チンパンジーは「息を吐きながら笑う」こともあれば、「息を吸いながら笑う」こともあるようです。

では人間の赤ちゃん、つまり乳児の笑い方はどちらに近いのでしょうか?

チンパンジーは息を吸うときと吐くときの両方で笑う
チンパンジーは息を吸うときと吐くときの両方で笑う / Credit:Depositphotos

研究チームは乳児の笑い方を確かめるため、117人の成人の参加者を募集。

参加者たちには、乳児が息を吐いているときと、吸っているときに、笑い声が聞こえた回数をそれぞれカウントしてもらいました。

その結果、乳児には両パターンの笑い方があると判明。

乳児は人間の大人よりもチンパンジーに近い笑い方だったのです。

その理由の1つは、乳児の喉の構造が、人間の大人よりもチンパンジーに近いためだと考えられます。

乳児は成長していくにつれて、私たちと同じ「大人の笑い方」になるのです。

次ページ乳児は大人になるにつれて周囲に合わせて笑い方を変える

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