ゾンビ化して死姦させるヤバめの真菌の媚薬成分を解明!
ゾンビ化して死姦させるヤバめの真菌の媚薬成分を解明! / Credit:Canva . ナゾロジー編集部
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2021.11.04 Thursday

胞子まみれになったメスの死体をオスに死姦させる真菌の媚薬成分を解明! (2/3)

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生きているオスの脳も操作して輪死姦を発生させる

死姦されているメスの腹部には白い胞子がビッシリ付着している
死姦されているメスの腹部には白い胞子がビッシリ付着している / Credit:Andreas Naundrup et al . A pathogenic fungus uses volatiles to entice male flies into fatal matings with infected female cadavers . bioRxiv (2021) (閲覧注意 モザイク無し画像はこちら

E. muscaeはどんな方法で、オスを誘惑して死姦させていたのか?

謎を探るべく研究者たちは、E. muscaeに感染したメスを生きている段階から詳細に調べました。

すると興味深いことに、メスは生きている間は、それほどモテなかったことが判明します。

しかしメスが死んでから24時間が経過し、胞子がメスの体を覆う頃になると、死体は特徴的な化学物質を発するようになると判明します。

この化学物質はE. muscaeがメスの内臓を食べながら合成したもので、オスの脳を支配して、死姦を起こさせる効果がありました

つまりE. muscaeはメスをゾンビ化して操作、殺害するだけでなく、生きているオスの脳も操作し、胞子まみれになったメスの死体との死姦を行わせていたのです。

オスによる活発な死姦によって、胞子はより多く空中に解き放たれ、追加のオスたちにより輪死姦を発生させました。

また研究者たちが胞子を調べたところ、胞子そのものにもハエを引き付ける効果があることが判明します。

研究者たちが胞子を集めて粘着紙の上に置いたところ、オスもメスも引き寄せられて、粘着紙の罠にとらわれることがわかりました。

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