動物の声を理解できる「ドリトル先生」, Dr. Dolittle (1998 film)
動物の声を理解できる「ドリトル先生」, Dr. Dolittle (1998 film) / Credit:20th Century Studios, Movie Trailer World(YouTube)_Doctor Dolittle (1998) – Official Trailer
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動物の声を理解できるケンブリッジ大学の「リアル・ドリトル先生」 (2/2)

2024.02.09 Friday

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私たちもドリトル先生になれる!?  動物の声を理解するための簡単なポイント

動物の声を理解するための簡単なポイントは?
動物の声を理解するための簡単なポイントは? / Credit:Canva

カーシェンバウム氏は、ほぼすべての動物の声を理解するための簡単なポイントを解説しています。

まず、最も簡単に見つけられる動物の感情の1つは、恐怖です。

ほとんどの動物において、叫び声は恐怖の表れであり、その際、声帯はコントロールされていません。

そのため、動物が叫び声をあげた時には、「大きな恐怖を抱いている」と簡単に推測できるのです。

また、動物たちが攻撃的な感情を抱いている時には、低い鳴き声を出す傾向があるようです。

低い声やボディランゲージで「大きく見せて威嚇する」
低い声やボディランゲージで「大きく見せて威嚇する」 / Credit:Canva

その理由についてカーシェンバウム氏は、「コントラバスがバイオリンよりも低い音を出すのと同じように、より低い音はより大きな物体を意味する」と説明しています。

確かに巨大な動物たちの鳴き声は、往々にして、低くて重いものです。

つまり、動物たちは低い声を出すことで「自分を大きく見せ」、相手を威嚇するのです。

これらは、動物たちが行う「自分を大きく見せるためのボディランゲージ・振る舞い」とも共通していますね。

高く弱々しい声は、服従や降伏を伝える
高く弱々しい声は、服従や降伏を伝える / Credit:Canva

だからこそ動物たちは、服従や降伏の意を示したい時、自分を小さく見せるような「高い鳴き声」を発します。

それはボディランゲージにも表れており、動物たちが地面に向かって小さくしゃがみ、高くて弱々しい声を出す時には、「相手をなだめたい」「従順でありたい」という気持ちを伝えているのです。

これらの特徴は、動物を飼っている人であればすぐに共感できるものですね。

そしてカーシェンバウム氏のように、科学的な手法で分析できるようになると、一層動物たちの声に対する理解は深まるはずです。

人間の言語は特別。人間の言語と動物のコミュニケーションは別物
人間の言語は特別。人間の言語と動物のコミュニケーションは別物 / Credit:Canva

とはいえ、カーシェンバウム氏は、「声の意味を理解すること」は「翻訳すること」ではないと説明しています。

彼によると、「動物は声でコミュニケーションを取っていますが、それは人間の言語とは別物」だというのです。

なぜなら「人間の言語とは、どんな概念でも、どんなトピックでも伝えることができるものであり、これほど無制限で膨大な情報量を伝達できる動物は、人間の他にいない」からです。

このように、動物と人間のコミュニケーションの違いを把握することも、動物の声を正しく理解するうえで大切なのでしょう。

次に動物と接する時、人間との違いや、動物の鳴き声の高さの変化、行動との関連性に注目してみてください。

もしかしたらあなたも、動物の気持ちがわかるリアル・ドリトル先生になれるかもしれません。

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