【ジャニーズ性加害】SNSで世論の思わぬ逆転現象が起こっていた!
【ジャニーズ性加害】SNSで世論の思わぬ逆転現象が起こっていた! / Credit: canva
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【ジャニーズ性加害問題】メディアの沈黙を破ったのはTwitterの力だった! (3/3)

2024.07.11 Thursday

前ページジャニーズ事務所を糾弾する声が多数派に!

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擁護するファンが多かったのもエコーチェンバーの側面

世間で糾弾が多数派意見となる中で、今回の騒動ではSNSにおいてジャニーズ事務所を擁護するグループも形成されていました。

これを担っていたのは主に、ジャニーズ事務所のコアなファン層の人々でした。

旧ジャニーズ事務所性加害問題をめぐる X ユーザの分断
旧ジャニーズ事務所性加害問題をめぐる X ユーザの分断 / Credit: 立命館大学 – 旧ジャニーズ事務所性加害問題をめぐるニュースメディアとX(旧Twitter)の反応をビッグデータから明らかにしました(2024)

ジャニーズ事務所に対して、長年愛着と信頼を持っていたコアなファンが擁護に回ること自体は、それほど不思議なことではないかもしれません。

しかし、世論の批判が高まる中でも、一部のファンたちが強硬に事務所擁護のグループを形成していた要因は、今回の事件の沈黙多数の世論を破ったのと同様に、SNSのエコーチェンバーが原因だったと考えられます。

熱心なファンたちは、SNS上で同じ意見を持つ仲間たちに囲まれていたため、世論と逆行した意見を出すことへの恐怖や孤立感が減少していたのだと考えられます。

つまりエコーチェンバーは常にポジティブな要因として働く現象ではなく、誤った意見を拡散したり、世論を捻じ曲げようと働く危険性があるのです。

そのため研究者も、エコーチェンバーが特定の見解を強化し、誤った情報や偏った視点を広めるリスクについて指摘しており、慎重な情報の取り扱いが重要であるとしています。

以上がジャニーズ騒動の渦中で起こっていた「世論の変化のダイナミズム」でした。

最も注目すべきは、SNSという現代ならではのメディアの力(=エコーチェンバー)によって、多数派意見の逆転が起き得ることが確認できた点です。

研究チームはこの知見を受けて、複数の異なる世論がどのように相互作用し、世の中で主流となる論調がどのように変化するかを予測するヒントとなるだろうと話しました。

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【ジャニーズ性加害問題】メディアの沈黙を破ったのはTwitterの力だった! (3/3)のコメント

まきお

それでも事務所擁護派は、
「被害者は昔素行も悪かったので、金目当て。ジャニーズを返せ、死ね」
「証拠もなく、ジャニーさんは法的に犯罪者となっていない。冤罪だ。」(被害者の申し出の数、経営陣やタレントが「性加害はあったと思う」と知っているからこそ認め、法的に示談としているのに)

「マスコミが掌返しをし偏向報道、ジャニーズを叩いたせいで潰れた」

「反日左翼(K-POP勢)、日本財団、ペンライト?、草津冤罪事件?、慰安婦団体、サントリーなどがジャニーズを潰した」

「ジャニーズ事務所を追い出されたSMAPのマネージャーや、滝沢氏がジャニーズ潰しの黒幕では(→ジャニーズ退所した新事務所のタレントまで誹謗中傷して八つ当たり)」

「NHKの上層部は韓国人ばかり。サントリーと組んでジャニーズを潰した」
などなど、同じ意見の仲間を作り、大真面目に語っています。

元々はジャニー氏の性加害と、ジャニーズ事務所の隠蔽&業界への圧力が問題なのに(マスコミの掌返しや、逆に未だにジャニーズとズブズブなのも問題ですが)。

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