患者への「最適な投薬」が可能に
デバイスの開発を監修するアメリカ国立衛生研究所のデビッド・トーマス氏は、「私たちは患者の声を見逃したくないのです」と語り、これが患者の「ウソ発見器」ではないことを強調しています。
デバイスはスマートフォンに取り付けて使用することが可能であり、患者は当てられた光に対して、まばたきをしないようにするだけです。「痛み」の信号は、瞳の筋肉を変化させる道を通って脳へと伝わります。このデバイスは、その「痛み」の刺激によって異なる筋肉の反応を検知するためのものなのです。
これが本当に正確な痛みの尺度を提供してくれるとすれば、患者に応じた適切な薬の投与が可能となります。まだデバイスは開発段階ですが、完成すれば患者と医者とのコミュニケーションを大きくアップデートしてくれる存在となってくれるでしょう。